10月 20日 直径3mジャイアントフラワーローズ-「Eyeself」視覚障害の魅力を伝える-
この直径3mのジャイアントフラワーのバラは、国立大学筑波技術大学でマルチメディアを学ぶ弱視の学生4人が企画したショートフィルム「Eyeself」の為にジャイアントフラワーアーティストMEGUが制作しました。
公式サイト(作成中)
「弱視」という言葉を聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。
実は「弱視」にも個人差があり、見え方は様々です。本プロジェクトでは「視野狭窄」という障がいを持つ学生「八染まどか」が主人公となり、「弱視」世界をひとつの個性としてポジティブに伝えるためのショートフィルムを制作する事となりました。
視覚・聴覚障がい者のための国立大学「筑波技術大学」で学ぶ学生4人が共同脚本監督となり「視野周辺の97%が欠損している」彼女の1日を映像とモノローグで紡いでいきます。
「視野狭窄」を持つ八染まどかさんは、例えば人の顔を見ても認識できるのはわずかに「鼻」の部分だけ。周辺視野97%の見え方というのは私たちにはなかなか想像がつきません。
彼女は「見えない」部分を想像力で補い、頭の中で様々な空想を巡らせ日々の景色を、空を、花を楽しんでいます。例えば「花」を見るとき、彼女は自分が親指姫になったように花の中で伸び伸びと過ごす様子を想像するとのこと。
PETAL Designでは彼女の想像した「親指姫のように中に入れる花」を再現するため、人間が入ると親指姫になれるようなジャイアントフラワーの制作をしました。
映像制作ではプロのスタッフが集結し、学生たちをサポート。
PETAL Designも大人が入れる構造のお花はこれまであまり作る機会がありませんでしたが、私たちにとっても大きなチャレンジと捉え制作に挑戦しました。
学生たちは現在プロのスタッフたちと映像の編集に邁進しているとのこと。このショートフィルムがたくさんの人に届き、「弱視」という障がいの理解促進に繋がればと切に願っています。
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