Matsuyama Design Week|椿の巨大アート《Camellia Venus》で魅せる空間装飾 | ジャイアントフラワー専門アトリエ|PETAL Design
松山市で開催されたMatsuyama Design Week 2018にて、PETAL Designが手がけた椿の巨大フラワーアート《Camellia Venus》の魅力を解説。
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Matsuyama Design Week|椿の巨大アート《Camellia Venus》で魅せる空間装飾

松山に咲いた椿の女神《Camellia Venus》

 

2018年9月、四国・愛媛県松山市で開催された「Matsuyama Design Week 2018」。この都市型デザインイベントでは、街にアートを咲かせるという発想のもと、さまざまなデザインインスタレーションが市内を彩りました。

その象徴として誕生したのが、松山市の市花「椿」をモチーフとした高さ約9メートルの巨大な花のオブジェ、《Camellia Venus(カメリア・ヴィーナス)》です。この作品において、PETAL Designは椿の花そのものの造形・制作、そして現地での取り付け指示を担当。空間デザイナー長谷川喜美氏によるアートディレクションのもと、街に新たな風景を出現させる一翼を担いました。

地域文化×現代アート─市花「椿」を9mの造形で表現

 

《Camellia Venus》が設置されたのは、松山の中心市街地・大街道商店街入口(大街道一番町口付近)。この場所に、真紅の花びらを大きく広げた椿の女神が突如として姿を現しました。作品名の「Venus(ヴィーナス)」が示すとおり、女神のような神秘的な佇まいで、訪れる人々の視線と心を惹きつけるランドマークとなりました。

松山市の象徴である椿を、ただ再現するのではなく、アートとして昇華させたこの作品は、街の文化的価値と現代的な空間演出の融合を体現しています。

雄しべ・雌しべの中に光を宿す─LEDが生んだ「生命の印象」

 

《Camellia Venus》における花の最大の特徴は、雄しべ・雌しべにあたる花芯部分にLEDを内蔵した点です。PETAL Designは、夜間でもこの椿が“咲いている”と感じられるよう、中央部から淡く輝く光を放つ演出を施しました。

このLEDの光は、赤く艶やかな花びらと対比するように柔らかく浮かび上がり、昼間の鮮烈な印象とはまた異なる表情を生み出しました。特に夕刻以降、街の灯りと共鳴するように花芯が輝く様は、まるで命を宿したような感覚を人々に与え、写真や動画で捉えたときにも強い印象を残します。

PETAL Designの作品に共通するのは、「ただ美しいだけでなく、物語がある」花であること。LEDという現代的な素材を、自然物のように扱うことで、アートとしての花に新たな命を吹き込むことができました。

巨大でも繊細──ジャイアントフラワーならではの造形美

 

高さ約9mというスケール感は圧倒的でありながら、PETAL Designが最も大切にしているのは、その中に潜む繊細さです。一枚一枚の花びらは、立体のフォルムや光の反射、角度ごとの見え方まで綿密に設計されています。

素材は屋外使用に適した特殊なファブリックと樹脂を採用し、風や雨にも耐えられる構造に。また、現地での安全性を考慮し、取り付け用の金具・設置角度などについても、施工会社と連携を取りながら具体的な指示を行いました。

このように、PETAL Designは「花を作る」だけでなく、「空間の一部として機能する花」を総合的にプロデュースします。

多様な施工会社との連携も、アトリエの大きな強み

 

本プロジェクトでは、バルーン構造の設計や設置作業は他の専門施工会社が担当しましたが、PETAL Designはその中で「花の専門家」として明確な役割を担い、連携しながらプロジェクト全体を完成に導きました。

これは、PETAL Designの大きな特長のひとつでもあります。企画会社・デザイン事務所・施工業者・照明演出チームなど、さまざまなパートナーと柔軟に協業し、それぞれの専門性を尊重しながら花の造形で貢献する「開かれたアトリエ」として、全国の大型プロジェクトにも対応可能です。

フォトスポットとしての価値──SNSで拡散された椿の女神

 

イベント期間中、《Camellia Venus》は多くの来場者にとって“撮らずにはいられない”存在となりました。InstagramやTwitterなどで「#椿の女神」「#松山デザインウィーク」「#CamelliaVenus」といったタグと共に数多くの投稿がなされ、SNSでの拡散によってイベントの認知度と魅力をさらに高める結果となりました。

PETAL Designが手がけるジャイアントフラワーは、ただの装飾ではなく、記憶に残る「体験」として設計されています。見た目のインパクトはもちろん、光の演出や構造の美しさ、そして「写真に残したくなる」存在感が、商業空間や地域活性のツールとしての強力な機能を持っています。

商業施設・地域プロモーション・海外イベントにも応用可能

 

《Camellia Venus》のような大型フラワー作品は、商業施設のシーズン演出や、ホテルのエントランス装飾、インバウンド向けのフォトブース、イルミネーションイベントなど、さまざまな場面で展開可能です。

PETAL Designでは、設置条件・素材要件・演出目的に応じたオーダーメイド制作を行っており、イベント会社・広告代理店・行政と連携したプロジェクトにも柔軟に対応しています。特に「話題性」「華やかさ」「空間の質」を求める場面において、ジャイアントフラワーは圧倒的な存在感を発揮します。

事業名称:MATSUYAMA DESIGN WEEK
主催:まつやま健幸・賑幸促進委員会
共催:愛媛新聞社
運営:NPO法人デザインアソシエーション
開催時期:2018年9月14日~24日
実施会場:花園町、中央商店街(大街道・銀天街など)、ロープウェー街

 

https://japandesignweek.jp/designweek_event/matsuyama-design-week-2018/