9月 01日 2024年丹青会ジャイアントフラワー装飾

空間に咲く、感動の記憶。巨大なダリアが導いた、特別な体験
イベント空間に求められるのは、装飾を超えた“体験”です。
視線を惹きつけ、心を動かし、そして記憶に残る空間演出。それを象徴する存在として、2024年の丹青会に登場したのが、PETAL Designの〈ジャイアントフラワー〉でした。
メインディスプレイとして会場を彩ったのは、直径約2メートルのダリアの花。赤と青のコントラストが空間を一瞬で染め上げ、訪れた人々に驚きと高揚感を届けました。
まるでその場に“花の重心”が生まれたような存在感は、イベントの世界観を可視化し、ブランドの印象を深く刻み込む役割を果たしています。

丹青会とは
丹青会は、三越伊勢丹が年に2回、春と秋に開催する特別なイベントです。通常の営業とは異なり、現在、3日間にわたり開催され、初日は全館貸し切りで営業され招待客のみが入店できます。
このイベントは、1933年(昭和8年)に高級呉服の販売会として始まりました。「丹」は赤、「青」は青を表し、これらの色は暖色と寒色、陰と陽の調和を象徴していると言われています。

ジャイアントフラワーが生み出す、空間との対話
花には、場の空気を一変させる力があります。
なかでもジャイアントフラワーは、そのスケールと造形美により、空間そのものと対話を始める存在です。
今回制作したダリアは、PETAL Designが得意とするポリエチレンフォームを使用。
軽やかで柔らかく、ウレタンのような質感を持ちながら、構造体としての安定感も兼ね備えています。
手仕事で丁寧にかたちづくられた花びら一枚一枚が、静かに光を受け止め、空間全体に優しいリズムをもたらしました。
ジャイアントフラワーは、“自然ではありえないスケール”だからこそ、人の記憶に残ります。
それは単なる装飾を超えた、空間との対話であり、アートとしての存在です。

視線だけでなく、導線をデザインする
空間演出とは、視覚の美しさだけでなく、人の動きや感情を設計することでもあります。
「どこで足を止めたくなるか」「どこで写真を撮りたくなるか」──
そうした体験の導線設計にこそ、ディスプレイの本質が宿ります。
ダリアのジャイアントフラワーは、その圧倒的な存在感で空間にリズムを与え、来場者の行動を自然に誘導しました。
配置のバランス、照明の角度、背景の色彩まで緻密に計算された装飾が、「体験の物語」を生み出し、人々の記憶に残るシーンを創出したのです。


空間演出は、感性と戦略を融合させるプロモーション
ジャイアントフラワーは、空間を飾るだけの存在ではありません。
それは「ブランドの世界観を体験として具現化するプロモーション装置」としても機能します。
2024年の丹青会では、巨大なダリアを中心とした演出によって、視覚インパクトとSNS拡散力の両立を実現。
装飾が“プロモーションになる”ことを体現する成功事例となりました。
空間に込める想いと戦略が調和したとき、花はただのオブジェを超え、メッセージを語り始めます。
今後もPETAL Designは、感性と技術を融合させながら、ブランド価値を最大限に引き出す空間演出を探求してまいります。




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