11月 29日 納品の裏側見ちゃいます!?グランフロント大阪クリスマスツリー「Timeless Blossom」
PETAL Design史上最大の作品がこの2016年冬、グランフロント大阪に登場。plantica 木村貴史氏、ベルベッタデザイン長谷川喜美氏といういま最も支持されているデザイナーとジャイアントペーパーフラワーアーティストMEGUのコラボレーションで 「Timeless Blossom」という8mの巨大ツリーが完成しました。
お花1輪の最大の直径が1500mm(φ1500)というサイズを77輪!裏方チーム、スタッフのチカラなくしては納期までに完成できませんでした。前編「制作の裏側見ちゃいます!?」後編「納品の裏側見ちゃいます!?」と題し、一般のお客さんの目には触れないスタッフや裏方さんチームの活躍が中心のブログの後篇です。
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https://www.petaldesign.jp/2018/09/11/timeless-blossom/
グランフロント大阪4年目のクリスマス
『GRAND WISH CHRISTMAS 2016』
テーマは「Winter in Blossom(ウィンターインブロッサム)」
今年のグランフロント大阪のクリスマスは、みなさんの願いや思い、夢が、多くの色鮮やかな花々とともに光で 彩られます。感動との出会いを演出するフラワーアーティスト・plantica 木村貴史氏と、数々のイルミ ネーションを優美にデザインする長谷川喜美氏とのコラボレーションが実現。時間と共に彩りを変え、 咲き乱れる、永遠の華をモチーフにした真白い華からなる8mのメインクリスマスツリー 「Timeless Blossom」がナレッジプラザに登場します。また街区内の様々な場所で、多くの方の感動や 思いを、きれいに咲く花々で表現し、グランフロント大阪という素敵な街でしか出会うことのできない クリスマスを演出します。
DAY1/2016年11月6日深夜
アトリエで心血を注いで制作した77輪のジャイアントペーパーフラワー。先に大阪に旅立ったお花たちとの再開が待ち遠しい(本当は型崩れなく運搬されているか気が気ぢゃなかったのです)!いろいろな想いを胸に新幹線のぞみに乗車。いざ大阪へ!新大阪駅から大阪駅へ、そしてグランフロント大阪のナレッジプラザに向かう足取りはなんだか気がそわそわして足早になっていました。
メインクリスマスツリー 「Timeless Blossom」が装飾される場所はグランフロント大阪の奥の方(駅からみて)なのですが、初めてグランフロント大阪に足を踏み入れた我々は迷いながらも現地に到着。
・・・そこに待っていたのは!
仮囲い&警備員さんのダブルガード!アリ一匹通さない万全の体制です。
その先にはなんとはなしに尖っているようなものが見えます。あれが「ツリーの先端か!?」と興奮気味にシャッターを切る一向。すぐに仮囲いの中で作業か、と思いきや営業時間中の音の出る作業はNGということで取り急ぎ到着日の日中の作業は出来ませんでした。各店の営業が終わり、仮囲いを外して作業できる時間が近づくにつれ裏方チームの皆さんが集まってきました。施工完了までの短い期間ですが、お花が輝くためにオモテには出ない仕事に徹するプロ達です。この裏方チームさんがいなければツリーは完成していなかったことを考えると、本当に頭が下がりっぱなしです。
さて、そんな裏方チームの皆さんにご挨拶をさせて頂きつつ、既にツリーに取り付けられていたお花のメンテ作業に入っていきます。
まるでジャイアントペーパーフラワーの森のようです。(木なんですけどね)
初日に取り付けていただいていたお花のメンテナンスが終わるといよいよ作業開始の時間。どのようにツリーが組みあがっていくのか全く想像がついていなかった私たちには、ただただ圧巻の光景でした。
天井のバトンが下りてきて、ロープのようなものでツリーと固定します。
表面は紙の花ですが、ツリーは鉄ですから危険度の高い作業。
バトンを上昇させて吊り上げたところに下の部分を人力で押し込みます。
クリスマスツリーの表面は紙製の繊細なジャイアントペーパーフラワー、躯体は鉄製でめちゃくちゃ重量があるという相反するような性質のモノが組み合わさった状態での作業、裏方チームさんにとっては作業し辛かっただろうと思います。
PETAL Designチームはそんな中でお花のメンテナンス、現地制作が必要な部分を仕上げていきます。裏方チームにご迷惑をかけないように先回りでお花の準備をしておきます。
作業できる時間は深夜24時30分~早朝5時まで。それ以降は通勤客や開店の準備などがあり作業できません。ということは。
ということはですね、いったん片づけた仮囲いを再度組み立てなければならないということなんです。仮囲い→解体→作業→組み立て→仮囲いという一連の作業が毎回あるわけで、実作業時間はその分目減りしてしまうのです。だから作業時間帯は全員が一分一秒を無駄にしないよう、声を掛け合い、連携して作業していました。
まだ下は寂しいですが上には確実に伸びています!
仮囲いのお時間。よく見えるようになった先端と吊りの花が見えます。
ここでPETAL DesignのDAY1は終了。いろいろアクシデントはありましたが裏方チームの皆さんに助けていただき何とか撤収できました。この後はホテルに帰って爆睡でしたzzz
DAY2/2016年11月7日深夜
仮囲いを外す前にまたまたツリーの躯体に入っていきます。いや、登っていきますという言葉のほうが正しいかもしれません。三脚を伸ばし、ジャイアントペーパーフラワーをかき分けてお花をメンテナンスしていきます。ちなみにこの作業は背が高く、手の長いMEGUの担当。
ツリーの躯体の部分を除くと神秘的な感じさえします。
なにもかもが大きいので作業は体を目いっぱい使います。
メインクリスマスツリーの高さは8mということで、三脚ではとてもではありませんが届かない位置になってきます。そこで登場するのが高所作業車。裏方さんチームにTOPのお花の取り付けをお任せします。ここまでくるとPETAL Designチームだけでは取り付けは不可能ですね。
高所恐怖症の人は絶対に無理な高さ。。。
繰り返しですが躯体は鉄、取り付けるのは紙製の花。難易度高い~。
右手の方に見えるのが鮮やかな造花の土台。冬だけどカラフル!
天吊りするための無数のワイヤー。位置を確認しながら吊り上げていきます。
裏正面を2階から見たクリスマスツリー。お花が天高く舞いあがっていくようです。
Syaku氏も記念撮影してました!
お花の取り付けとともにライティングも調整していきます。
冬でも鮮やかな造花の土台。plantica木村氏制作。
上から見るとまるでミニチュアのようでした。
今晩は大きなアクシデントもなく、前夜の遅れをしっかり取り戻して一安心。昼夜が逆転する生活に少し慣れたような、でもやはりぐったり疲れが出るような、海外旅行にきているような感覚でした。
DAY3/2016年11月8日深夜
長いようであっという間の3日間、本日の施工後にはいよいよ点灯式ということで作業時間ですべてを仕上げなければなりません。このブログではやはりお花の話が中心になってしまいますが、裏方チームはこの記事に出ていない、見えてないお仕事が10倍くらいあって眠る時間がほとんどないという状況でした。
恒例の仮囲い外し作業からスタート!
高所での作業はもうプロに全て丸投げです。信頼の証です!
ご覧のとおり、DAY2でツリー装飾はほとんど終わっていて、DAY 3のメインはライティングと音響でした。
ツリー、ライティングや音響器具の位置が決まらないと置けない床置きのお花は最後の最後に出番が来ます。人の目線に一番近いところなので入念にメンテナンスしておきます。
全てのデザインを監修したベルベッタデザインの長谷川喜美氏も入念にチェック。
床面も綺麗に貼られ、ライティングもされた床置きのジャイアントペーパーフラワー。クリスタルがキラキラと輝いています。
そしてここからはライティングのチェック。現場でしかできない微妙な色合わせを照明さんと長谷川氏が何度も何度もテストしていきます。パースでは見て頭の中でずっと想像していた光景が現実になった瞬間でした。
PETAL Designだけではなく、沢山の人の想いと願いが込められたツリー。PETAL Designチームも感動に打ち震えていた瞬間です。
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